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ザクセン州と日本の貿易 |
ザクセン州の貿易概要
連邦統計局によると、2013年のザクセン州の輸出は315億ユーロ、輸入189億ユーロで、ドイツ全体の輸出入に占める割合は大きいとはいえない。
輸出が輸入を大きく上回っていいるが、これはザクセン州の自動車産業によるところが大きく、自動車および自動車部品は輸出全体の35%あまりを占めている。
主な貿易相手国は中国、次いでチェコ、米国などである。(下表参照)
2012年の中国向けの輸出では乗用車および部品が70%あまりを占めて、最大である。次いで多いのは機械類(10.2%)および電気・電子機器(8.6%)などである。米国向けではやはり乗用車・部品が約3分の2 を占め、次いで、機械類が多い。
対日貿易
日本はザクセン州にとって輸出相手国としては18位、輸入相手国としては9位、輸出入の合計では13位であった。対日輸入額は輸出額の2倍近くとなっている。
日本向けの輸出ではやはり乗用車が全体の66%と大半を占めている。その他では化学品(7.5%)、工作機械など機械類(6%)となっている。日本ではこれらのほかに、マイセンの磁器、エルツ地方の木彫りミニチュア人形、フォークトラント地方やライプツィヒの楽器、プラウエンの刺繍、グラスヒュッテの高級腕時計などがザクセンの製品として知られており、最近はラーデベルガー・ビールもよく見かけるようになった。
日本からの輸入では機械類が約46%を占めて最も多く、次いで、計測・制御機器、電力機器など電気・電子機器(20%)、自動車部品(15%)と鳴っている。 |
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ザクセン州の対日貿易の推移 |
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出所:ザクセン州統計局、Aussenhandel des Freistaaates Sachsen 各年版 |
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ザクセン州の主な貿易相手国(2013年) |
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出所:ザクセン州統計局、Aussenhandel des Freistaaates Sachsen 2012年版 |
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