HOME 基礎データ 歴  史 見どころ 城めぐり 歳時記 生  活 ドイツ経済
歳時記‐春
歳時記‐夏
歳時記‐秋
歳時記‐冬
季 外
祭りの予定表
ドレスデンの気候
クリスマスの風景
  (Sommer)
 北国の夏の夕暮れ
北国の夏の夕暮れ-ドレスデン・アルトシュタット 夏の長い一日が終わり、ようやく日が沈むのは7月末でも夜の9時。しかも太陽は北に向かって斜めに沈むので空にはいつまでも薄明が残ります。観光客が夕食を楽しむ頃、旧市街は人通りも少なく、ひっそりとしてきます。宮殿の壁に沿って進む君主たちの行進も昼間と違って静かに進むように見えます。
写真左側はザクセンの国を築き、800年にわたって支配したヴェティン家歴代の当主の行進の図。マイセン磁器のタイルに描かれ、宮殿の壁を飾っています。
(撮影:2005年07月31日、21:30)
 花のある風景
花で飾られたエルベ河畔のベランダ ヨーロッパの人たちはベランダを花で飾るのが好きです。ドイツの町でも通りごとに景観を競うコンテストがあるほどですから、外から見えるところに洗濯物を干すなどは論外です。
ドレスデン郊外、エルベ川を見下ろすこのマンション2階に住む老夫婦は「白いベランダを赤と白の花で飾りたくてここへ引っ越してきた」とのことでした。前の遊歩道を散歩する人たちもその景色を楽しんでいました。夏の気候が穏やかなヨーロッパでは春植えた花をそのまま秋まで楽しむことができ、うらやましいかぎりです。(2005年6月12日撮影)
 ドレスデン・ノイシュタット
ドレスデン・ノイシュタット(新市街)が生まれたのはアルトシュタット(旧市街=現在の中心街)と同じ7世紀。当初はアルテンドレスデン(オールド・ドレスデン)と呼ばれていました。しかし、1685年の大火で街はほとんど灰燼に帰し、アウグスト強王のもとでまったく新しい、バロック様式の街に生まれ変わり、ノイシュタット(新市街)と呼ばれるようになりました。昔は手工業者が多く住んでいたといわれ、現在も工芸品を売る小さな店が点在しています。夕闇が訪れるのが遅い夏の夜はそんな店をのぞきながら散策を楽しむ人も多いようです。(2003年6月9日撮影)
    菩提樹の花
ドイツの木といえばだれもがすぐに思い浮かべるのが「菩提樹」。
今年は6月に入っても肌寒い日が続いていますが、ドレスデンの町中の至るところに見られる菩提樹の木が今はいっぱいに花を咲かせています。1本の木に平均5万個の花が咲くそうですが、ここではスギ花粉ならぬ菩提樹花粉に悩まされる人も多いようです。 
(2005年6月13日)
 暮れない夏の夜
ドレスデンも夏至を迎えてようやく夏らしい気候になり、気温も30℃近くを記録するようになりました。ヨーロッパでは南北の中くらいにあたる当地でも夏至の6月21日夜9時半はまだ明るく、ベランダで本が読めます。学校は今週から夏休みに入りました。
(2005年6月23日)
 夏の野の花
  今年もまだほんとうの夏らしい気候になりませんが、ドレスデン郊外のエルベ河畔にある広大な取水施設の上の草原は見渡すかぎり夏の草花でいっぱいです。夏休みに入って、街中は土地の住民がが少なくなる一方で各地からの観光客でにぎわっています。
(2005年7月26日)
 エルベ川の源流
暑い夏にもドレスデンの風景にやすらぎを添えるエルベ川。その源流はチェコとポーランドの国境を成す山地Riesengebirgeの標高1,400mほどの草原の中である。そこから谷間に流れ落ち、しばらくはボヘミヤの山地を南に向かって流れる。その後、東に向きを変え、プラハの近くでモルダウと合流した後ドイツに入る。源流からドレスデンまで約350km。(写真は源流から約1km、谷間に流れ落ちるエルベ川、チェコ語ではLabe。
( 2005年8月2日)
  ドレスデン800年祭
   2006年のドレスデン800年祭は歴史上の主な場面を再現する「歴史パレード」(8月27日)でクライマックスを迎えました。市内には25万人の見物客が集まり、繰り広げられる歴代君主の行進などを楽しみました。
次のヤマ場は「緑の丸天井」のオープニングです。
ヨーロッパの中部に位置するドレスデンには早くも秋の気配が漂い始めたようです。
写真はドレスデン在住の門屋秀樹さん撮影。
(2006年8月27日)
 蒸気船でビールを一杯
  ドイツでは夏になると長い休暇をとって南の国で過ごす人が多い。しかし、北ヨーロッパの夏も快適で、過ごしやすい。ドレスデンの夏のアトラクションは蒸気観光船。夕方は船上でバンドの生演奏を聴きながら、ビールのグラスを傾けるのも楽しい。川岸のそこここにもビアガーデンがあり、互いにグラスを上げてエールが交わされる。エルベ川を遡上する蒸気船"Leipzig"。
( 2003年7月2日)
   街路樹‐木欒子(Blasen-Esche
戦前のドレスデンには緑がもっと多かったといわれます。戦争で街路樹の多くが失われ、旧東独時代は緑化が顧みられることがなく、東西ドイツの統合後も市内の交通の便が優先されたため、市の広さが戦前の3倍になったのに対して、木の本数は3分の2に減少しているそうです。
このため、建造物の修復が進むに伴って街の緑を増やそうという運動も始まっています。
写真は市の中心街に植えられている木欒子(もくげんじ、ドイツ語の通称はBlasen-Esche)。日本や中国が原産地とのことです。
2005年7月30日撮影。 
 
   
   
   
   -- ドレスデン情報ファイル --
(更新:2010年9月21日)