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発電のエネルギー源別内訳
 

     上のグラフ:   時々刻々と変化するドイツの発電量と消費量を示しています
下から順に: 緑色:バイオマス、水色:水力、藍色:洋上風力、青色:陸上風力、黄色:太陽光、灰色:原子力、褐炭、石炭、ガス等従来型発電(斜線は暫定値)、赤線:消費量(点線は暫定値)。 日時はPCに設定されている日時。
提供: Agora Energiewende
 
  グリーン電力は新たな段階へ
ドイツでは再生可能エネルギーによる発電が推進され、全発電量に占める割合が急速に上昇した。2014年には全体の約4分の1を占めて、各種エネルギー源の中で最大となった。しかし、高価格での買い取り制度によって、電力価格が上昇してきたほか、変動の大きい風力発電、太陽光発電などが増加に送電能力の増強が追いついていないなどの状況から、ここ数年は増加が目標圏内に収まるよう、対策が講じられている。2017年からは大型設備による電力の買取は入札制になり、再生可能エネルギーによる発電は補助金なしの自立へ向けて新たな段階に入った。

原子力発電の割合は200年代に入って以降、低下をたどっている。2011年に17カ所あった原子力発電所のうち、8カ所が閉鎖された。その後、2015年に1カ所が閉鎖され、2017年にもさらに1カ所が閉鎖される。2022年には原子力発電所はすべてなくなる。

褐炭はすべて国内で産出しており、電源として強い競争力を持っている。石炭はほとんど、天然ガスは大部分が輸入である。石炭および褐炭が発電に占める割合はここ数年低下をたどっている。

2050年までに再生可能エネルギーの割合を80%以上に引き上げ、温暖化ガスの排出量を80~95%削減するのが目標である。そのために、
(1)エネルギー効率の向上によるエネルギー消費の削減
(2)CO2排出量の多い褐炭発電の削減
(3)自然エネルギーの変動を補う高効率の天然ガス・石炭発電の拡充、蓄電技術の開発
(4)電力供給に対応する消費構造の構築
(5)今後拡大する洋上風力による電力を消費地に送電するための大容量の送電網の敷設
など、課題は多いが、それらは技術開発を促しし、投資喚起するという点でドイツの産業にとってチャンスともみられている。

(2017年1月06日)

図1 総発電量のエネルギー源別割合      (単位:%)
      注)国内総発電量(輸出分を含む)に占める各エネルギーの割合。2016年は暫定値。
      資料:Arbeitsgemeinschaft Energiebilanzen e.V "Bruttostromerzeugung in Deutschland ab 1990 nach Energieträgern" (2016.12.16)
      備考: 2016年のデータ集計に際して2015年以前についてもかなりの修正が行われた。その結果、たとえば2015年の再生可能エネルギーの割合はこれまでの30.1%から29.0%に引き下げられた。


図2 発電量のエネルギー源別割合 (単位:%)  (2016年の暫定値)

     資料: 図1と同じ。
図3 エネルギー源別総発電量の推移   (単位10億kWh)
      資料: 図1と同じ
 アーカイブ: 2015年版

エネルギー関係データ
1 温室効果ガス排出量の推移と削減目標
2 一次エネルギー消費の推移と削減目標
3 電力総消費量と再生可能エネルギー電力の割合-推移と目標
4 エネルギー資源 - 自給率、輸入依存度、輸入先
5 一次エネルギー消費量の推移(種類別)
6 発電のエネルギー源別内訳とその推移
7 エネルギー源別の発電能力と実際の発電量の推移
8 原子力発電所の現状と分布地図
9 2000年の原子力合意
10 電力輸出入の動向
11 電力価格の構成と推移
12 再生可能エネルギー拡大目標と進捗状況
13 (1) 再生可能エネルギー拡大の経済効果
(2) 再生可能エネルギーの拡大と経済成長率の推移
14 エネルギー政策年表(1KB)
15 エネルギー転換に関する産業界の基本的考え方
    
   -- ドレスデン情報ファイル 2012.01.06、 --
更新:2012.11.27、2013.02.18、2013.03.12
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