ドイツのエネルギー関係データ |
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エネルギー源別に見た発電能力と実際の発電量の推移 |
ドイツにおける発電設備の総発電能力は2000年時点では125.5ギガワットであったが、それ以降拡大を続け、2017年末現在で約219ギガワットとなっている。これは風力、太陽光など再生可能エネルギーの発電能力が増加したことによるもので、石炭、天然ガス原子力などを合わせた従来型発電設備の発電能力は全体としてやや減少した。この結果、2017年は再生可能エネルギーが全発電能力の53%あまりを占め、従来型発電設備が47%を占めた。(表1)
これに対して、実際の発電量はこのところ減少傾向にあり、2017年は2000年比で5.6%の増加にとどまり、エネルギー源別の内訳では、従来型が約6%、再生可能エネルギーが35%であった。
再生可能エネルギーは発電能力では全体の53%を占めるが、実際の発電量では35%となっており、発電能力に対する実際の発電量の比率が高まってきている。これはとくに洋上風力発電が増加し、安定して電力を供給できるようになってきているためとみられる。
2022年には原子力発電がすべて停止され、その後も石炭・褐炭発電の閉鎖が続き、天然ガスの役割が増していくとみられる。
注)以下の表にあるエネルギー源のうち、「その他」は従来型にも、再生可能エネルギーにも含めず計算。 |
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図1 エネルギー源別発電能力と総発電量(2017年) (単位:%) |
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注)それぞれ総発電能力および総発電量に占める割合。
データ出所:連邦経済省、Zahlen und Fakten - EBERGIEDATEN (パーセンテージは当サイトにによる計算) |
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図2 エネルギー源別発電能力の推移 (単位:GW) |
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注)石炭は混焼を含む
出所:連邦経済省、Zahlen und Fakten - EBERGIEDATEN (パーセンテージは当サイトにによる計算) |
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-- ドレスデン情報ファイル 2012.07.25 -- |
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更新:2013.03.12、2020.06.28 |