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発電のエネルギー源別内訳
 
     上のグラフ:   時々刻々と変化するドイツの発電量と消費量を示しています
下から順に: 緑色:バイオマス、水色:水力、藍色:洋上風力、青色:陸上風力、黄色:太陽光、灰色:原子力、褐炭、石炭、ガス等従来型発電(斜線は暫定値)、赤線:消費量(点線は暫定値)。 日時はPCに設定されている日時。
提供: Agora Energiewende
 
  増加続けるグリーン電力
ドイツでは発電に占める再生可能エネルギーの割合が着実に増加している。2014年には発電の約26%%を占めて、各種エネルギー源の中で最大となり、2015年もさらに増加して30%を超えた。
一方、2011年には17カ所あった原子力発電所のうち、8カ所が閉鎖され、2015年にはさらに1カ所が閉鎖された、今後も順次閉鎖され、2022年にはすべてなくなる。

褐炭はすべて国内で産出しており、石炭はほとんど、天然ガスは大部分が輸入である。

2050年までに再生可能エネルギーの割合を80%以上に引き上げ、温暖化ガスの排出量を80~95%削減するのが目標である。そのために、
(1)エネルギー効率の向上によるエネルギー消費の削減
(2)CO2排出量の多い褐炭発電の削減
(3)自然エネルギーの変動を補う高効率の天然ガス・石炭発電の拡充、蓄電技術の開発
(4)電力供給に対応する消費構造の構築
(5)今後拡大する洋上風力による電力を消費地に送電するための大容量の送電網の敷設
など、課題は多いが、それらは技術開発を促しし、投資喚起するという点でドイツの産業にとってチャンスともみられている。

(2016年5月03日)

図1 総発電量のエネルギー源別割合      (単位:%)
      注)国内総発電量(輸出分を含む)に占める各エネルギーの割合。2015年は暫定値。
      資料:Arbeitsgemeinschaft Energiebilanzen e.V "Bruttostromerzeugung in Deutschland ab 1990 nach Energieträgern" (2016.01.28)


図2 発電量のエネルギー源別割合 (単位:%)  (2015年の暫定値)

     資料: 図1と同じ。
図3 エネルギー源別総発電量の推移   (単位10億kWh)
      資料: 図1と同じ

エネルギー関係データ
1 温室効果ガス排出量の推移と削減目標
2 一次エネルギー消費の推移と削減目標
3 電力総消費量と再生可能エネルギー電力の割合-推移と目標
4 エネルギー資源 - 自給率、輸入依存度、輸入先
5 一次エネルギー消費量の推移(種類別)
6 発電のエネルギー源別内訳とその推移
7 エネルギー源別の発電能力と実際の発電量の推移
8 原子力発電所の現状と分布地図
9 2000年の原子力合意
10 電力輸出入の動向
11 電力価格の構成と推移
12 再生可能エネルギー拡大目標と進捗状況
13 (1) 再生可能エネルギー拡大の経済効果
(2) 再生可能エネルギーの拡大と経済成長率の推移
14 エネルギー政策年表(1KB)
15 エネルギー転換に関する産業界の基本的考え方
    
   -- ドレスデン情報ファイル 2012.01.06、 --
更新:2012.11.27、2013.02.18、2013.03.12
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