ドイツのエネルギー関係データ |
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ドイツの電力総消費量と再生可能エネルギーの割合 |
エネルギー消費を削減すると同時に再生可能エネルギーの拡大を推進し、電力消費に占めるグリーン電力の割合を高める。目標は2050年までに電力消費量を2008年比で25%以上削減して、電力消費に占めるグリーン電力の割合を80%以上にすることである。
そのために、当面は2020年までに電力消費量を2020年までに10%削減し、再生可能エネルギーによる電力の割合を35%以上に引き上げるのが目標である。
電力消費に占める再生可能エネルギーの割合は2017年に早くも2020年の目標(35%)を超え、2019年には41.2%に達し、順調に拡大してきた。
電力消費量の削減は2015年から2018年までほぼ足踏み状態を続けたが、2019年は景気の鎮静化などで約4.8%の大幅な減少となった。しかし、2020年の目標達成にはなお7%あまりの削減が必要な状況にある。2020年1~3月の実績は前年同期比1.6%減でにとどまっている。
今後についてはは電気自動車の普及など電力需要が拡大する要因もあり、その多くを担うほどに再生可能エネルギーによる拡大が続けられるか、注目される
(発電のエネルギー源別内訳の詳細はこちら。) |
図 電力総消費量と再生可能エネルギーの割合 - 推移と目標
(単位:10億kWh、%) |
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注)電力総消費量は総発電量から輸出入の差分を差し引いた電力量に占める再生可能エネルギーによる発電量の割合。総発電量に対する割合では2019年は39.9%。
データ出所:実績はArbeitsgemeinschaft Energiebilanzen, "Bruttostromerzeugung
"(2019年は暫定値)と当サイトによる計算。目標は連邦経済省・連邦環境省 "Energiekonzept der Bundesregierung
2011"(目標値は2013年の連立政権の協定でやや幅を持たされている。) |
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